一回忌などの法要はできますか?

一回忌などの法要はできますか?

~海洋散骨後の追悼・供養を安心して行える環境とは~
海洋散骨が一般的な選択肢として受け入れられるようになった昨今、よくいただくご質問があります。
それは、「一回忌などの法要はできますか?」というものです。
最愛の方を海へと見送ったあと、1周忌・3回忌・七回忌などの節目に、もう一度同じ海域で法要を行いたいというご希望を持つご遺族は多くいらっしゃいます。
この記事では、当会の海洋散骨後の法要対応について、具体的な内容・料金・船舶の特徴・安全管理まで、初めての方にも分かりやすく詳しくご説明いたします。

1. 海洋散骨のあとも「想いをかたちに」

海洋散骨は、大切な方を自然に還すという美しい選択です。
しかし、散骨をしたからといってすべてが終わるわけではありません。
ご遺族にとっては、その後の節目ごとに「もう一度あの海で手を合わせたい」「あの場所に帰りたい」という気持ちが自然と湧いてきます。
当会では、こうしたお気持ちに寄り添い、「一回忌や法要を気軽に行っていただける体制」を整えております。

2. 一回忌・法要とは何か?どのような場合に行われるのか

まず、「一回忌」とは、主に命日などに合わせて行う追悼の船上供養を指します。
一般的には以下のようなタイミングで実施されます:
• 一周忌、三回忌、七回忌
• 散骨記念日(命日とは別に)
• 家族での祈り直しや、特別な日
こうした法要を、散骨した海の上で行うことにより、「自然の中で故人と再会できる」ような感覚を得られます。

3. 緯度経度で「いつでも同じ場所」へご案内可能


当会では、散骨実施時に「散骨証明書」を発行しております。
この証明書には、散骨を実施した正確な緯度・経度(GPS位置情報)が記載されております。
このため、
• 1年後の命日
• 数年後の法要
• 家族のタイミングで行いたい一回忌
などにおいて、同じ場所に再度お連れすることが可能となっています。
さらに、航海日誌と出航記録も管理しておりますので、日時や潮流の状況なども確認したうえで、安全な日程をご提案いたします。

4. 法要が「気軽に」できる理由とは?

当会が法要を「気軽に」できるとお伝えできる理由は、大きく3つあります。

① 小型船舶で対応|7メートル級で出航がスムーズ

法要に使用する船舶は、当会が所有する7メートル前後の小型船舶です。
このサイズの船は、出航準備・乗船・移動すべてがコンパクトであり、数名規模の法要にも最適です。
一般的な大型船での海洋散骨を行うと、再度法要の際にも同等の費用がかかってしまい、気軽に行うことが難しくなります。
しかし当会では、あえて小型船を使用することで、再訪時の費用を抑えられる仕組みを構築しています。

② 明朗な料金体系|負担の少ない価格でご案内

法要を目的とした再出航では、ご家族だけで乗船いただき、静かに祈りを捧げる形式を基本としています。
初回の海洋散骨時よりも大幅に抑えた価格でご案内できます。
「もう一度あの海へ」そう思ったとき、気軽にご相談いただける体制が整っています。

③ 安全管理と国家資格者の乗船

船長はすべて、国土交通省に登録された更新講習講師・管理者の有資格者が担当します。
荒天判断や海況判断、海域の制限など、専門知識に基づいた判断を行い、安心・安全に海洋法要を実施いたします。
初めて船に乗られるご家族や、高齢の方、お子様がいらっしゃる場合もご安心ください。

6. 法要をご希望の方へ|お申し込みの流れ

海洋法要をご希望の方は、以下のステップでご案内いたします。
1. ご希望日時と参加人数をお知らせください
(目安として1ヵ月までに)
2. 当会から日時・天候状況を加味した日程をご提案
3. 当日、夢の島乗船場所で集合・出航
4. 献花・献酒・黙祷などの法要実施
5. 帰港・解散
必要に応じて、献花用の花束や供物、飲み物などはご自由にお持ちください。

7. まとめ|一回忌などの法要も、自然の中で静かに

「一回忌などの法要はできますか?」というご質問に対して、当会では次のようにお答えいたします。
• できます。しかも気軽に、安心して実施できます。
• 散骨証明書の緯度経度をもとに、同じ海域へ正確にご案内可能です。
• 小型船舶を使用することで、ご家族だけで静かな法要を。
• 国家資格を有する講師・管理者が船長として同行、安全に配慮した航行を実施します。
ご家族の想いに寄り添い、「また会いに行ける」そんな海洋散骨のあり方を、私たちは大切にしております。
法要・一回忌をご希望の方は、どうぞお気軽に当会へご相談ください。

記事作成:海洋散骨会

2025年07月14日